日本科学未来館に新規コーナー「“おや?”っこひろば」誕生
― 児童学科の倉田 新先生が監修に! ―
6月13日、日本科学未来館(館長:毛利衛、東京都江東区青海)3階に3歳から10歳の子どもと保護者向けの新規コーナー「“おや?”っこひろば」が誕生しました。このコーナーは、ワークショップや体験型の展示を楽しみながら、科学的な「モノの見方」を体験するスペースで、「おやっ?」と不思議に思うことを自ら発見するための仕掛けが駆使され、子どもたちは次々に湧き上がる「ハテナ」の解決法を自由に発想し、道具などを使いながら試していくことができます。また、保護者は、ハテナが生まれた瞬間、子どもたちがどこを見て、どう考え、それをどう言葉にして話すのかを見守るという、大変素晴らしい空間で、日本で初めての試みです。
更には、子どもたちが自分で不思議なことを発見して考えることの大切さを、スタッフと一緒に考え、また分かるようにお伝えもしています。子どもの未来は日本の未来でもあります。この広場は、①大きさや形、素材の違うボールを転がすことができる「ごろごろのしば」②床や壁がお絵かきできる「かきかきのへや」、③穴の空いた壁に棒をさしこみ、日用品をつかってボールのコースをつくる「コロンコロンのかべ」、④お絵かきした家や車がモニター上で動き出し、まちができる「ヴンダーカンマーみんなのアイデア」、⑤工作や実験ができるキットをかしだすカウンター、⑥子どもの「ハテナ?」を遠くからでもじっくり見守ることができるサロンなどから構成されております。
児童学科の倉田先生は、「“おや?”っこひろば」で活動するボランティアやスタッフへ向けて、保育の視点から子どもとどのように関わることが大事か、大学内子育て支援センター「ぴっぴ」での経験も踏まえて、研修を行いました。
右の写真はオープニングでの取材風景、下の写真は日本科学未来館の毛利館長、元京都大学総合博物館の塩瀬孝之氏、そして、東京都市大学人間科学部児童学科の倉田新氏が挨拶しているところです。(近藤)