12月8日(日)、児童学科准教授 室井眞紀子先生と幼児教育学研究室の学生たちによる公開講座『たくさん遊んで賢くなろう!「遊び」の中で育まれる大切なものとは?』が開催されました。 子どもたちの「遊び」の中には「生きる力の基礎」を培うための「学び」が沢山隠れています。では「遊びを通した学び」とはどのようなことでしょう?子どもたちが遊びを通して何を・どのように学んでいるのかについて、室井先生に詳しくお話いただきました。
-子どもの遊びは「真剣」です。楽しい・うれしい・怒る・泣く…心をめいっぱい動かして遊びを通して覚えたことは、その時の感情と共に実体験として子どもの記憶に蓄積され、必要な時に使える能力として現れます。遊びには、成長や発達にとって重要な体験がたくさん詰まっています。わくわくした緊張感や達成感、開放感や充足感、そこから生まれる自発性。遊びに没頭する時間と空間を与え、深く遊びに没頭させてあげることは大切ですね。文部科学省の改訂学習指導要領にも「知識詰込み型教育」から「問題解決型教育」への移行が謳われています。その基礎となる自分の頭で考え、判断し、いろいろな物事に対応できる、しなやかな学力が幼児期の遊びを通して培われるのです。- といった講演内容は子育て世代にとって、知っておきたい内容が盛りだくさん、夢キャンスタッフももっと早くに知りたかった…とつくづく感じました。
そしていっぽう子どもたちは、遊びのコーナーで思い思いに工作やごっこ遊びに夢中です。
この日会場に来てくれたお友だちは室井先生のお話にありましたたように、それぞれに好きなことを見つけて時には大興奮で、時にはじっと集中して遊びに没頭できた様子でした。そして体を張って頑張ってくれた学生の皆さんもこの笑顔!達成感が表情に出ています。
人間科学部ではこれからも子どもたちが楽しんでくれるようなイベントを企画していきたいと思っています。